好きなこと、すべきこと、おもうこと・・・

☆いろんなことを話したい・いろんなひとと話したい☆

わくわくのお茶時でトイレに閉じ込められる

15日(金)が初めてのお茶時体験となりました。

10時45分には先生の家に到着予定で

余裕をもって着物を着始めたはずが

その日先生指定の帯がなかなかうまく結べなくて(練習していたのに)

ギリギリでどうにか間に合ったという感じでした。

というか先生がバタバタしてらしたようで・・・

 

玄関口の手水桶で手と口を清めて

先生に挨拶をしたところで「やっぱりね、よく似合ってるわ」

と褒めてもらった。

そこで一緒にいらしたかたが末客のOさんだった。

初めてだったのでご挨拶をしようとしたら

「(自己紹介などは)上でゆっくりしましょう」といわれた。

みなさん久しぶりに先生と会うので話したいことがいっぱいみたい。

待合は2階のお部屋とされていたのであがってみると

すでに主客のHさんがいらした。

素敵な薄いピンクのお着物姿。

品がいい~

 

この日のわたしはほとんどのことをHさんに教えていただきながら。

待合とは普通どうなのか、今日はこういう風にアレンジされているなど

しっかり楽しく教えていただく。

末客のOさんはHさんも初めてだったらしいが

お二人のコミュニケーション力とお話しの面白さに感動していた。

60代とか70代とかなんだろうけど

「あれは何ていったかしら」というのは沢山あるけれど

いろんな場所やお道具、どこの誰のという(お茶の世界の)人間関係

お茶以外の趣味についてなどそれも昔の話しまで尽きなくて。

ほとんど聞くばかりのわたしにもHさんは解説してくれる配慮もあって。

いつもは人見知りをするわたしなのにとても楽しくいられた。

 

待合ではたばこ盆が用意されていて、時代の流れを感じた。

そして白湯が運ばれてきて、「お任せを」と受けて一緒にいただいた。

白湯には梅の実と柚子がはいっていた・・・おもう。

 

順に茶室に入って懐石がはじまった。

わくわく 

茶懐石はおもったよりお腹いっぱいになるのにはびっくりした。

お酒もすごくすすめられるけどせっかくの初の機会なので

「教わったことを忘れてはいけないのでほどほどにしますぅ~」と(^-^;

まだ「ごはん」?というぐらい白ごはんのおかわりがくる。

少なめ少なめと考えて頂いてそれでもお腹いっぱいになってしまった(笑)

みなさんの楽しい話しは尽きることなくて、

そこに先生も入ってくると本当ににぎやか☆

失敗も ちゃかしながら 謝りながら と楽しい。

 

 

懐石のあとは初炭となった。

これからがやっと「お茶」という感じ。

「お茶の稽古ってあくまでもこういうお茶時の流れの一部なのよね」

とHさんがいわれたことを聞いて納得した。

先生もいつも言われる

「お茶の手前の作法は大事だけれど

 第一はお客様に美味しいお茶をいれることが大事。

 それは普通に家に友だちをよんでるときと一緒。

 『あ、カップを出す順番間違えちゃった』なんていわないでしょ。

 この量ではお茶が薄くなりそうとおもったら適量プラスするでしょう。

 臨機応変にお客様とのお茶の時間を会話ととともに楽しむのよ。」

 

お菓子をいただいて 席改め?のため中立ちをする。

ちょっと懐石に時間がかかってしまったのでみな足がしびれていた。

中立ちといっても もう和室をでてリビングで立ち話しをしながら。

先生はお庭で花を準備していて

みなさんが順にトイレにいってらして

わたしは行かなくてもいいかなとおもっていたけれど

まだまだ時間はかかるということで最後にいくことに。

実はわたしはいままで先生の家でおトイレを借りたことがなかった。

 

Oさんが

「トイレのドアが開かなくて困ったけどどうにかなった」と戻ってらした。

先生のお宅はわたしの実家と同じぐらい古いとおもわれるが

トイレのドアが開け辛く、閉めにくくなってきていたらしい。

まずわたしが入ろうとしたらドアが開かなかった。あれ?

先生にいってコツがあるといわれて開けて貰った。

「もしも出られなくなったら大きな声で呼んでね。」なんていわれて

本当にそうなるとは(笑)

内側からドアノブを回しても開かない。

大声なんて出せないよ、お隣さんに聞こえちゃうし。

しばらくしても出てこなかったら気にしてくれるかとおもって

少し時間をおいてからドアをたたいてアピールを続けた。

 

 

やっと先生が気づいてきてくれた。

でも「開かないわね、ちょっと待ってね。」とあちらで言われて

「あ、折れた!」

え?

「ドライバー持ってくるわ」「はい」

ドライバーでドアノブを外したようで内側からも外すようにいわれ

外にまわって窓からドライバーをくれた。

とりあえず言われたとおりにドアノブの上下についたネジを外した。

で、ドアを押してといわれたが 開かない(笑)

ドアノブをのけたあとの 穴だけが貫通。

あはは漫画みたいだなぁ。

 

で、これではダメだ とおもい

また内側のドアノブをドライバーでつけて

おもいっきり回しながら押したら開いた!

まだこれかも他のかたが入るだろうから

「先生取り付けはわたしがしますからお茶時の続きを準備してください」

といったけど

「大丈夫わたしがするから手を洗って。本当に悪かったわね」

確かにわたしの指は黒くなってしまっていた(^-^;

 

みなさんのところに戻ると「戻ってこれてよかったわねー」って(笑)

閉じ込められたのがわたしでよかった。

 

それから、濃茶がはじまって、そのあと薄茶。

 

長いお茶時が終わって みなさんを見送ったあと

わたしが先生と半東をされたWさんに薄茶を点てた。

 

Wさんは「今日は勝手もわからずなかなかうまくできなかった」

といわれていたけれど

「お待たせしたり間違いがあったりしたのに

 みなさんが本当に楽しそうにされていたのが聞こえていて

 こんなお茶時もあるのかと勉強になりました。」といわれていた。

Wさんのところの先生はスムーズに流れないとせかされて怖いらしい。

そういうぐらい手際は悪かったようだけれど、

先生のお宅のキッチンは初めてで、コロナで事前の打ち合わせは簡単な電話連絡だけなら仕方なかったとおもう。

先生も段取りが想像通りにはいかなかったと。

 

確かに先生のお友だちも先生もわたしも楽しみながらだった。

Wさんも中立ちのときには一緒にお話しして楽しい情報交換ができたようだった。

 

 

コロナの影響で各服点てとなったので

多人数のお茶時はいろいろ大変だろうから

今回のような小さなお茶時、わたしは好きだなぁ。

 

 

f:id:R-hanohano:20211021003857j:image