書店で選んだ本（2冊）
最近読んだ本について。
8月末で閉店の天神イムズにいったとき
紀伊国屋書店でおすすめコーナーから2冊選んだものです。
まずは 石持浅海さんの 【Rのつく月には気をつけよう】
たぶんタイトルと酒瓶柄にひかれたのだとおもう(笑)
Rのつく月って何だったけ？とおもったら
最初のエピソードは牡蠣を食べる話しでした。
そうだRのつく月は牡蠣が美味しい月っていわれてましたね。
3人の学生時代の友人が何か食材が手に入ったとかの理由をつけて集まり
それにあうお酒を用意し、あとひとりゲストを加え宴会しながらの会話から
ゲストの恋愛関係のエピソードを紐解いていく。
グルメ・ミステリーというカテゴリーらしい。
エピソードごと長くなく、軽く読めてよかったけど
5話目ぐらいにはだんだん他人の話しという感じでうっすら読んでいたかも。
わたしもお酒を呑みながら会話に入っているなら違っただろうけど。
それで最後の最後に目が覚めたように「は？」となった。
それまでのわたしの読み間違いか？とおもってパラパラと読み返してみたり。
でも結局作者は最初からそういう意図だったのだとわかった。
でも、あやふやというかやっぱり騙された気がする。
鼻をならす とか
唸った とか。
うなだれた、それを早く言えといいたげだった とか。
あ、いけね といいながら とか。
いろいろ譲ってもこんな表現・・・なんだかなぁ。
活字だからできる演出ということなのかなぁ。
「やられた～」ではなく
ぶつぶつ言いながら口を尖らせてしまうのでした(笑)
もう一冊は伊予原新さんの【月まで3キロ】
理系の作家さんなのかな？と感じで
6つの話しがあるのですがそれぞれの人生のストーリーに
いろんな知識がちりばめられていてそれも楽しい。
【月まで3キロ】・・・月そのものについて
【星六花】・・・気象、雪の結晶など
【山を刻む】・・・山登り、火山について
【新参者の富士】・・・富士登山
読んでいくうちになんだかゲームの「どうぶつの森」をおもいだした(笑)
そんな知識の楽しみとそれぞれ悩みある人生のストーリーにひきこまれて
読み進んでいました。
読み終わるたびに何か考えてしまう余韻のようなものが残ります。
エイリアンの食堂が一番好き☆
