好きなこと、すべきこと、おもうこと・・・

☆いろんなことを話したい・いろんなひとと話したい☆

呉服屋さんのハードルは高かった…

フラメンコのレッスンの前に呉服屋さんをチラッとのぞきに行きました。

足袋や帯枕などが並んでいる店先です。

いつもネットで検索して購入してますが

やっぱり実際に物がみれるなら少し高くても・・・なんておもって。

するとすぐ女性の店員さんが寄ってきた。

「何かおさがしですか?」

どきっとしつつ、

「夏の着物のときに着る麻素材とかのステテコみたいなのがあれば・・・と」

「あ~、暑くなると汗とかが気になりますよね。

 お着物着られるんですか?どういう時に着られますか?」

なんのかんのと話しつつお店にはそれはないとのこと。

その会話から次の週にイベントがあるので来ませんか?って。

社員やお得意様向けの在庫処分セールというものによって50%~90%OFF。

無料の会員登録だけで入場に必要な招待チケットを送付しますって。

まだ親がつくってくれた着物以外はオークションで購入しつつある初心者だからといったら

「すぐ買ってくださいとはいいませんよ。一度みてみませんか?

 こんなセールは年に2回か1回。社員からの希望で今回も開催されるんです。」

そうなんだ。 

 

子どもの頃実家では田舎だったせいかお付き合いのある呉服屋さんが訪問してくれていて

母が選んだりわたしが希望を伝えて作ってもらっていた。

結婚してからは嫁ぎ先が懇意にしている呉服屋さんがいて

お義母さんやお義姉さんも家族ぐるみで仲がよかったからわたしは何かを選ぶこともなく、お勧めで作ってプレゼントしてもらった訪問着がある。

 

自分で購入するとなったら日頃の洋服と同じぐらいの価格じゃないと無理だし、自分好みの物が欲しい。

呉服屋さんにいったらそんな値段で買うものなんてないのでは?とおもっていたが

そんなセールの日ならお勉強で見学してみよっかな。いろいろ聞けるかも♪

なんておもって翌週の日曜日にいってみました。

 

当日は店舗の外側をぐるっとみえなく衝立みたいなので隠していて

受付をして入ってみました。

入り口が狭い。

わたしを勧誘したスタッフさん(わたしよりおねえさんです)がついてくれてましたが販売の担当者もいらして。

入ってすぐのところにお着物のような柄の長襦袢のところでまず商品ご紹介。

とってもお得値段らしい。

ちなみにおいくらなんですか?
ついていた値段をさし「これは反物代です。」

「仕立てたとしたらいくらなんですか?」

いろんな仕立て方があるからうちはしっかり一覧にしていますと一覧表が。

数字がちっちゃくてみえないし参考までに聞きたかっただけだから
「初心者でわからないのですが仕立て代はだいたいいくらぐらいとおもえばいいのでしょう?」と聞いた結果

あ・・・やっぱり無理な感じだ笑

そうよね、実店舗だもの。

もしすっごく気に入ったのがあったらどうしよう笑

奥に促されました。

あれ、お客さんは少し(時間予約制でした)  

で、スタッフの方が多いぞ〜

どこに向かえばいいのかしら。

振袖コーナーとかはもう必要ありませんから

麻とか綿麻とかの反物のあたりで。

でも

お茶のお稽古に着るならと洗える東レの反物をおすすめされる。

単衣でつくれば洗えるし、柔らかもののように触り心地もよいしということ。

そうなのかも知れないけど・・・綿麻とか綿とかみてみたいなぁ。

今から仕立てるって2か月ぐらいかかるかもだろうし。

単衣はもうとりあえずよいかと思っていたし。

ただ反物って自分では広げてみれない感じなんですねー。

考えている間にどんどんおすすめされる。

東レの反物の薄グリーンと薄むらさきと薄いブルーを広げてくれて

「よろしかったら当ててみてお顔映りをみてみませんか?」
あ、それそれそれもやってみたかった♪

想像していたとおり薄紫と薄いブルーは合うみたい。

薄いグリーンは違うみたい。これがわかったのは大きかった。

ブルー系はヤフオクで本麻の反物をお仕立て付きで落札していて単衣を依頼中。

 

具体的に想像しやすいように反物を着物のようにあてることができるということで

いろいろ折ったりとめたりしていってくれました。

帯は博多織の職人さんがいらしているからおすすめを選びますって。え?

(あ、はい、ただわたしは体験させていただいてるだけ気分なんだけど…いいのかしら)

 

羅の博多帯3本が並んでいて 「どういうのが好きですか?」って

どれがといえばこれですね・・・

なんとなくぐるっと巻いてちょっと帯揚帯締めみたいなのを当てる。

その色の選び方もそうだけど

センスがあう店員さんと違う店員さんがいるなぁーと実感。

ある着物ユーチューバーのかたがセンスがいいなというひとから買いましょうっていってたことをおもいだした。

何にでも合うとかいわれても、年齢的な感じですすめらたとしても自分が欲しいとおもうものがいいですよって。

 

鏡の前で立っている間に真っすぐな反物が本当の着物のようになっていった。

「ほら素敵~☆いいですね~。」といわれつつ

困りながら確かに素敵とおもったけど。

 

博多織の職人さんと販売担当のひとがこそこそ話してる。

わたしがこの状態をどうすればよいかとおもっていたら

 

販売担当のひとは本部からきたのだと説明しだした。

職人さんと話したところ今回だからとても割引してくれるといっていると・・・

まずその素敵な羅の博多帯の上代をいわれ、それで絶句。

「なんとそれを今日なら・・・」

「いやいや、聞かなくて大丈夫。そりゃ素敵だとはおもうけど今日はお勉強にみせてもらうだけで来たんですから。」と遮るも

「お着物も込みで○○○、○○○円にできます」

「いやいやいや、無理ですよ。素敵だとはおもうけど、わたしには本当に無理です。

 今日はそんなつもりでは来ていませんから。」と。

クリップを自分で外し始めて 他のかたも手伝ってくれた。

 

もう、怖いわ~どうしよう。

半幅帯が半額になっているというコーナーに移動して

勧誘してくれた店員さんがすすめる帯をみても

やっぱりこの方と趣味がちょっと違うみたい。

どうやって終わりにしよう…

 

伊達締めとかみていいですか?

店舗の外側にあった淡い色合いの博多織の伊達締めを購入して帰りました。

店の外で伊達締めを選びながら

「なんだか怖かった~」といったら

「そんな心配しなくてもいいんですよ。懲りたりしないでくださいね。」

なんて話して帰ることができました(笑)

 

購入した伊達締めもネットだと半額近い値段。

やっぱりわたしには呉服屋さんは無理だったみたい。

洋服のように気楽にじっくり選びたいのです。

 

 

f:id:R-hanohano:20210621205109j:image