琉球展と夕陽の太宰府天満宮表参道
金曜日、14時で仕事をあがり「今日は太宰府に行ってみよう♪」という気持ちになりました。
いつものようにすぐ家に帰れば無駄なお金を使わずにすむし、籠ってぬくぬくや冷え冷えできるけど・・・そればかりでもね。
職場から時間的には1時間ぐらいかな。
地下鉄と天神で西鉄を乗り継いで、二日市駅から太宰府駅行きに乗り換えがあります。
平日なので人が少ない!
【自然素材による伝統と現代の融合】というコンセプトで建築家の隈研吾さんが設計。
いつもの休日は人が多いけど、今日なら店内もゆっくりできそう。
帰りに寄れたら入ってみようかなぁ。
人が少な目なのはうれしいけれど、今日は参拝目的ではないんです。
風鈴飾りが設置されていました。
音色がいいです・・・でも暑いなぁ
風鈴飾りのところから右に曲がるとすぐ「太宰府ゆうえんち」と「九州国立博物館」の入口が見えてきます。
ここが入口とおもったら・・・入口への入口です(笑)
エスカレーターであがります。
屋根があって涼しい。
動く歩道にうつって・・・気持ちがもう持っていかれる。
ダブルスキンガラスに映る 山・空・雲 が美しい!
【今世紀を創った世界建築家100人】に選ばれた菊竹清訓の設計
菊竹清訓が手掛けたダブルスキンガラスが美しい国立博物館「九州国立博物館」 - #casa
久しぶりにきました。
今日は金曜日ということでいつもより遅く20時まで開館とのこと。
ひとりだしじっくりみてみよう♪
建物の中もどうなっているのか・・・わかんないなぁ
まずは琉球展の入口がある2Fにエレベーターであがります。
九州国立博物館は美術系ではなく歴史博物館です。
右のエレベーターを乗り継ぐと4Fの常設の文化交流展にいけます。
今日はそっちもいってみたい♪
が、まずは・・・
1Fでチケットはクイックペイで支払い済でした。
2Fの入口直前に音声ガイダンスがあったので利用したいとおもいましたが、支払いは現金のみとのこと。500円ということでしたが、お財布には400円しかなかった・・・。
「近くにATMはありますか?」と聞くと「ありません。」って(゚д゚)!
どこにありますか 気分で聞いたつもりだったから、その返事に驚いた(笑)
そっか・・・残念。とあきらめました。
ちょっと前まで5,000円分のお札がはいっていたけど使わなかったから家に置いてきてしまった。
沖縄にルーツのあるわたしはじっくりみて回りました。
一部写真撮影ができるところもありましたので・・・。
これは琉球国王尚家伝来の刀剣。
刀身は日本製。
永年の使い込みにより減りが顕著らしい・・・ほぅ~
琉球拵(こしらえ)といっていいような独特なものらしく
黒漆地に切貝を丹念に巻いて蒔絵のようにみせた螺鈿を施し、
鞘(さや)に刳(く)られた小柄(こづか)や笄(こうがい)の櫃(ひつ)には薄い板貝を貼っている。
柄(つか)には鮫皮のごとく打ち出した金板を貼り付け、頭や縁や栗形といったかなぐまわりは魚々子(ななこ)地に唐花風の蓮花唐草文を刻んでいる。らしい。
なんとなくわかった気がするが 魚々子(ななこ)地?
魚の卵のような地文だそう。粒々ね。
琉球展の本を買ったから ただ綺麗ね~ だけじゃないものが少し得られたかも。
ほ~
きれいな色
オーグスヤーは青緑色らしい。好きな色だ☆
王族の祝宴に用いたとされる器もありました。
錫製の瓶に左巴紋の編み出したガラス玉で覆っている。
細かい・・・
美しい~
上が
朱塗巴紋牡丹七宝繋沈金御龍飯
(しゅうるしともえもんぼたんしっぽうつなぎちんきんうくふぁん)
下が
朱塗巴紋牡丹七宝繋沈金足付盆
(しゅうるしともえもんぼたんしっぽうつなぎちんきんあしつきぼん)
もはや名前ではなく説明文
御龍飯(うくふぁん)ってすっごいご馳走をいれる お重?入れ はついてない。
朱漆巴紋牡丹繋沈金馬上杯
馬上杯?馬にのったまま片手で飲めるように盃の下に高台がついている らしい。
わたしの撮り方がわるく、下まで盃の高台が突き抜けていました。
すご~
桃色地山水楼閣鶴文様
紅型木綿袷衣装
表地も裏地も紅型で染めた袷仕立の衣装で、王族の女性が冬に用いる「綿御衣(わたんす)」である。
黄色地法鳳凰牡丹扇面文様
紅型縮緬袷衣装
𧙥衣(どうじん)と呼ばれる上衣。裙(かかん)という巻きスカートの上に着用する丈が短い衣服でこの上から大袖(おおすでぃ)や振袖などを羽織る。
白地格子文様苧麻衣装(しろじこうしもんようちょまいしょう)
苧麻(ちょま)?イラクサの別名でイラクサ科の多年草。茎から繊維をとって織物にする。真麻(まお)。・・・麻ということか。非常に細く上質。裏地が付かない夏の衣装。
首里城の映像などもみて、結婚後父とふたりでできたばかりの首里城にいって聞いた話しや叔父の家のお墓が亀甲墓をやめて普通のお墓になっていたことなど思いだした。
琉球が昔から海を渡って遠くまで外交をしていたこと、そういえば父方のご先祖の中に長崎の花魁をおいかけてマカオにいったといわれるひとがいると聞いたことがある。
父がアメリカの船会社にはいって、外国のひとばかりの船でいろんな航路をいっていたのは琉球人気質だったのか。戦後だから仕方なかったのか。日本のことはよくわからないし、戦後の沖縄のこともよくわからないし、アメリカのことも詳しいわけじゃない。
昔の沖縄の話しもわたしにはほとんどしなかった(失ったものが大きかったらしい)。
船の上と港の関係者との世界で生きていたひとだった。
9月4日までにまた来てみようとおもって本を2冊買って帰った。
それから4Fの常設展にいったけど 本は重いし歩き詰めで全部をみることができなかった。また次にきたときに続きをじっくりみよう。
やっぱりひとりで来るのがいいなぁ・・・とか 父のこととかおもいだしながら博物館をあとにした。
うわぁ~ 夕陽があたって風鈴がきれい。
もう19時20分を過ぎてました。
じっくりみたけど そこまで時間が経っていたとは。
どうりで本を持つ手もしびれるし、足もだるいはず。
夕陽の太宰府天満宮も素敵☆
いい~
スターバックスもいい感じだけど、あまりにも遅くなっちゃったのでまたまた寄らずに帰ります。
太宰府駅のホームです。
とっても充実した日でした。