どんどん引き込まれて、頭の中で整理がつかない状態になります
今週のお題「最近おもしろかった本」について。
何で紹介されていたのか忘れてしまったけれど、「グラスホッパー」(伊坂幸太郎)のあとに読もうと購入していた本。
「熱帯」(森見登美彦)です。
文庫本の裏表紙の紹介をあらためてみてみると
「全国の10代が熱狂、第6回高校生直木賞を射止めた冠絶孤高の傑作。」とあります。
そうだったのか・・・
宮島旅行前から読み始め、旅行中ずっと読んではまってました。
できれば旅行中に読み終えて帰りに実家の本好きの母に渡して帰るつもりが旅行中には読み終えることができなくてまだわたしが持っています。
ボロボロになってます(笑)
読み始めから「なになに、どういうことなの?」と、どんどんはまっていく姿を読んでいくうちに自分が同じようなおもいで読み進んでいるという状態。「どういうこと?」「え?」と、迷宮にはまっていっている。千夜一夜物語ってわたしの本棚にも1冊だけあった気がしたけれどもうわからなくなってる。読み始めたものの訳が古くて読んでいなかったのだろう。
記憶?妄想?創作?いま語っているのは誰だったっけ?となるので、旅行中に少しずつ読みすすめるには向かなかったかもしれない。続きを読みたくて気もそぞろに宮島を歩いていた気がします。
ページが進み最後が近づいてくるにつれて(それでもまだ何ページもあったけど)、いったいこの話しはどうやって終わるつもりなんだろう?わたし自身が抜けられなくなったらどうしよう・・・とおもったりもした。
この本を読むと千夜一夜物語をしっかり読んでみたいなぁと感じる。
アラビアンナイトというタイトルで子ども向けの本やアニメなどで知っているだけだ。
ロビンソン・クルーソーも小学生の頃に読んだはず。
でもこれは大人の本です。子どもは出てこない。いや、ひとりだけいた。
満月をみてもこの本を思いだしたりしてしまう。
現実だけでいることに罪悪感も生まれたりする。
それにしても、誰かこの本のストーリを図解して欲しい☆
この話しは何と言うか・・・マトリョーシカのよう。あるいは飛び出す絵本のページごとにスト―リーがあって絵が飛び出してくる・・・みたいな?いや、こっちが入り込んでいてどんどん深みにはいる感じか。
わたしの時代より古い昭和の時代の話しも不思議さにつながっている。
だいたい何からこのストーリーははじまったのだったっけ?と気になるけど、またハマって抜けられなくなりそうで躊躇している(笑)
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