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楽しかった朝茶事を振り返って

昨日は先生のお宅で朝茶事がありました。

とってもとっても楽しかったのに、

14時半頃帰宅して安倍さんが亡くなったことを知ってショックが大きくてなんだか変な日になってしまいました。

 

 

 

はじめての朝茶事で、先生に教えて貰いながら準備をしたので振り返っておきたいとおもいます。

 

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7月に入ってからは麻の着物にしています。

長襦袢も麻です。

麻は汗をかいてもすぐに洗濯できるのうれしいです。

(お茶のお稽古だとすぐに皺になるし膝のところも膨らむのが気になるところですが🥹)

 

 

 

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朝茶事は8日と以前から決まっていて仕事はお休みをとっていました。

ただ、何をするかはいつまでも決まらなくて。

というか先生の頭の中でいろいろ考えていて決まらないという感じ。

ただそれは先生のサービス精神によるもの。

お稽古に通うようになって1年経つのでもう慣れてきたものの、やはりできるだけ事前に知っておきたいんだなぁ。

 

 

先週のお稽古では蓋の無い水指が置いてあるとおもったら、先生が庭から葉をとってきました。

葉蓋(はぶた)というらしい。

しずくをひとつ落としてね・・・と。

あら、風流だわ~

写真を撮った後、葉が小さかったということで水指を別のものに替えました。

先生がお点前をしてくれたのですが、蓋を外したら畳んで茎を葉に差して、

葉っぱの船のようにして建水に浮かべるというのが葉蓋の扱い。

風流だわ~

茶道って日本人のセンスのよさを感じることが多いです。

☆蓋をまず右手(又は両手)で葉の手前を取り、左手を添えて二つに折り茎が左方勝手付に向くように横にし、葉の大きさによって三つか四つに小さく折りたたみ、茎の端をその折ったところに差しこんでとめ建水の中に入れる。(参考資料より)

 

 

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朝茶事の前日、14時で仕事を終えて、先生と水を汲みにいきました。

水は先生ひとりで運ぶには重すぎるので。

和菓子の受け取りも2店ほど行く予定だったし、前日なら朝茶事の内容も決まっていておしえて貰えるだろうと期待もありました・・・。

 

この日もとても暑かったので、お水を汲む前に田園喫茶ワイルドベリーのコーヒーフロートでちょっと休憩。

本当はお昼を食べていなかったので何か食べたい気もしていましたが、そのあとの予定がつまっていました。

 

www.dozochain.com

ここは田園風景を眺めながら皮のソファーにゆったり座って過ごせます。

クラッシックコンサートが定期的に行われているお店です。

 

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お店の道路向かいにある名水玉水を汲みに来ました。

1分間100円(10ℓ~12ℓでるらしい)

2本のペットボトルとちょっと大きいタンクに汲みました。

この日は虫がいっぱい飛んでいて、写真を撮ることは忘れてしまいました・・・虫すごかった。

 

 

 

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やっぱり名水点は決定していたみたい。

最近になってこの釣瓶(つるべ)という水指がお稽古にでてました。

朝茶事への準備として、先生がお友だちに縄を編んでもらい、Kさんが御幣を作って、

男結びにして注連飾りにするまでをわたしと先生でしました。

 

「当日は具体的にどういう流れですか?」と聞くと

「うーん、初炭点前は所望しようかしら。中立のときのお花も・・・」

「え?突然ですか?」

「うん、そういうやり方もあるのよ。」

「うぅ、決めて欲しいです。心の準備が・・・」

「考えてるのよ、ま、初炭はわたしがしてもいいけどね。」

続き薄茶にして濃茶をKさんがわたしがお薄を・・・ということは決まりっぽい。

続き薄点前は2回ぐらいお稽古でやったけど。

ということは 拝見がわたしに?ドキドキ。

 

 

 

当日、雨予想だったのが曇りから晴れに♪

朝7時半席入りとしていて、わたしとKさんは6時半に先生のお宅に集まりました。

先生は2時間ぐらいしか寝ていないって(^-^;

お料理も自分ひとりでするからとわたしたちはノータッチ。

前日の夕方にお水など運んだ時はまだまだお片付けも必要な状況でした。

気の置けないお友だちであるOさんを主客として私たちも参加するというかたち。

お稽古のようにさせてくれるのだろうとはおもっていました。

 

結局、初炭点前は先生が。

客としてのご挨拶などは主客のOさんに教えてもらいながらしました。

朝茶事の懐石は簡単なものかとおもっていましたが、しっかりご馳走で🥰

わたしが末客で、先生のお手伝いもするはずが当日に懐石は手伝い不要といわれ、ただ楽しむばかり。

またお客さましちゃう。

 

中立まえのお菓子は前日受け取りに行った吉蔵さんのところのもの。

菓名・・・一日経って忘れてしまった。先生に聞いてみよう。

お豆3種を使ったものでとっても美味しかった。

 

お花も先生がいれました(半夏生)。

 

名水点は濃茶の前に主客にお水をさしあげる…うっすら聞いていたような。

Kさんはお稽古していたらしい。

Kさんが使っているお茶入れ、お仕覆をみて絶句。

初めて見たお道具でした。

し、知らない。どうしよう~

Kさんも前日の夜、突然メールで知らされたらしい(笑)

ただ、わたしが薄茶をいれるときに拝見の問答で聞かれるのでわたしは必死です。

薄茶のお菓子をだすところからわたしが交代したの水屋で先生に聞きました。

お茶入れは伊予すだれ、お仕覆は住吉緞子(すみよしどんす)といわれたとおもう。

薄茶は甲赤棗(こうあかなつめ)。これはよく使うので大丈夫。

茶杓の作と銘は先生がそのときに決めた。

お点前で緊張するのに、すぐには覚えられない〜

で、その問答中に御茶入れは…「尻ふくら」と横から先生が。え?(^-^;

そうなんですか?とKさんも驚いた顔(笑)

先生あるある😅

どっちも知らないお茶入れで、今調べてみる限りでは伊予すだれの形だった気がするなぁ

 

あれやこれやとしながら 無事楽しく終わり主客のOさんをみんなで見送った。

疲れてお腹も空いている先生に着替えてお食事していただきながら

私たちは片付けしたり感想をいいあったりして、コーヒーまで頂いて、14時過ぎに先生宅を出ました。

 

 

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本当に楽しい朝茶事でした。

 

覚書き

お茶のお詰め 上林(かんばやし)

濃茶 爽明の昔(そうめいのむかし)

薄茶 五雲の白(ごうんのしろ)